「へのへのもへじ」…文字の遊戯。平がなの「へへののもへじ」の七字で人の顔を描くもの。(広辞苑)

多くの方がご存じの通り、はじめの「へのへの」で左右の眉と目、次の「も」が鼻、「へ」が口、最後の「じ」が輪郭になって、顔になるものです。かかしの顔でも有名ですね。

古くは、江戸時代あたりから見られるようになったとのこと。なんと、「歌川広重」さんが、「新法狂字図句画」という作品の中で「へへののもへいじ」で男性の顔を描いたものが残っています。これ、さすがに江戸時代を代表する画家さんです。ぱっと見には普通の男性の顔なんですが、しっかり見ると確かに「へへののもへいじ」です。ちゃんと「ひらがな」なんだけど日本人の目や鼻になってるんですよ。しかも、筆で、さらさらと書いてあるのがすごい。ちなみに、この「新法狂字図句画」という作品集。文字で絵を描くという、現在の「文字アート」の原典ともいえるべきものです。


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